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タブーについて(1)

日本語というのは、言葉一つにさまざまな意味があって、例えば今年も受験の時期には「うっかーる=受かる」とか「きっとかっつ=きっと勝つ」などという言葉にちなんだ商品がスーパーの特設コーナーには山積されて、よく売れていました。

日頃は神仏を拝んだことの無いような人でも、自分の子供の受験となるとわらにもすがりたい思いで母親たちは、このような縁起の良い食品を買い込みますよね。

逆に"落ちる"とか"すべる"などと縁起の悪い言葉は、この時期には極力慎むように家族の皆が気を遣う家庭も多いのではないでしょうか。

我が家でも合格発表の数日前のある日、受験生の息子の食事をテーブルに運んだときに、おはしが片方落ちてしまって「あー落ちたー」と言ったら一瞬皆が言葉を失いました。

とっさに他の話をしてその場を取り繕ったものの、いやーな気持ちが続いていたので翌日は縁起の良い名前のお菓子をいっぱい買って帰って、食品庫の目立つところに突っ込んでおきました。

このように日本人は言葉に非常に敏感で、とっさに縁起の良い悪いを感じ取ります。

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